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そのスクワット、どこまでしゃがむ? ~スクワットの深さについて、深く掘り下げよう⑧~

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さて、前回からの続きです。

早いものでこのシリーズも第8回。

今日がスクワットの深さについての最終回です。

 

ということで、「競技力向上のためには、スクワットはハーフかクォーターの方が優秀!」という意見に対して、自分はちょっと懐疑的です。

 

もっと言うと、「実際の競技で深くしゃがむ局面はないから」という理由でハーフやクォーターしかやらないのも、反対です。

それは、「特異性の原則」の誤った適用です。

 

むしろ、「筋力向上や筋肥大を狙うにはフルレンジ」の方が、筋トレの特異性を考えると理にかなっています。

競技には競技の、筋トレには筋トレの特異性があります。

 

筋トレの動作と競技の動作を、無理に一致させる必要はありません。

 

もう一度結論を言うと、「普段はフルスクワットでメニューを組み、時折そこからのバリエーションで高重量のクォーターも採り入れることで、さらなる向上を狙う」やり方が、取りこぼしが少ないと思います。

 

ただ、クォータースクワットで扱う重量というのは、見方を変えれば「適切なフォームで挙げることが出来ない重量」でもあります。

 

当然ながら、適切な重量のフルスクワットよりも、怪我のリスク、特にヒザへの負担などは増すでしょう。

 

意外に思われるかも知れませんが、スクワットにおけるヒザへの負担は、フルよりもハーフの方が高いことがこれまでの研究で知られています。

 

高重量のクォーターで限界を突破するというやり方が、それなりにリスクを伴う手法であることをおさえておきましょう。

 

むしろ、スクワット動作の終動部分にフォーカスするなら、「ヒップスラスト」という補助種目を重視した方が、より安全で効率的かも知れません。

 

ヒップスラストというと「女性がヒップアップのためにやる種目」というイメージが強いでしょうが、臀筋とハムストリングに強い負荷がかかる優秀な補助種目でもあります。

股関節に対して前方向から負荷がかかり続けるので、終動付近でも負荷が減りません。

これは、スクワットにもデッドリフトにもない利点です。

 

まあ、さすがにヒップスラストの正しいやり方もないでしょうが…詳しくは以下の動画をごらんください。

 

 

前にも言いましたが、この種目はスクワットパッドを使いましょう。

股関節をバーで圧迫されるので、痛みを我慢してもいいことはありません。

バーが身体の真上に乗り、動きも垂直方向なので、スクワットの時のようなデメリットはほとんど生じないです。

 

そもそも、ヒップスラストはバーベルにこだわる必要もありません。

マシンがあればぜひマシンを使ってください。

 

最近、ヒップスラスト人気(?)のせいか、大手ジムなどで良く見かけます。

 

それでは今回はこの辺で。

 

スクワット、深まったでしょうか?

 

Yu

Yu 初めまして、Yuと申します。 ベーシックなバーベルトレーニングを中心に、指導いたします。 世の中には高価なマシンが溢れていますが、クラシックなバーベル種目は現在でも最も優れた手法です。 コンパ...

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