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【インタビュー】サイヤマングレートが筋トレ系動画で唯一無二の存在感を放つまで

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先日行われた横浜オープン・クラシックフィジークでオーバーオール優勝を果たしたサイヤマングレート氏。

 2013年に開設したYouTubeチャンネル登録者数は47.3万人(6月14日現在)、古参筋トレ系YouTuberとして筋トレガチ勢から人気を博すサイヤマングレート(田中光昭)氏が、初の著書『理想の筋肉がつけたいところにつく! ゼロから始めるガチ筋トレ』(KADOKAWA)を上梓した。

 サイヤマングレートといえば、アブローラーの日本記録(574回)保持者でもあり、YouTubeではアブローラーを使った、ちょっとマニアックなトレーニングも多数紹介している。

 また、今月20日に行われた横浜オープンボディビル・フィットネス大会の「クラシックフィジーク」では、念願の初優勝。この大会の2週間前、最後の追い込みをかけるサイヤマングレートに、本書の見どころや筋トレ哲学、そしてYouTubeチャンネルの裏話などを聞いた。

 

コロナ感染、首のケガで撮影時は最悪のコンディション

理想の筋肉がつけたいところにつく! ゼロから始めるガチ筋トレ』(KADOKAWA)

――本書では、全身を6部位に分け、腹筋+1部位を鍛える「ガチ筋トレ」が紹介されています。なかなかユニークなメソッドですね。

サイヤマン 今までの筋トレ本と比べると、わりと振り切っていると思います(笑)。アブローラー壁ドンコロから始まり、僕が考案した「アブローラーの向こう側」やアルティメット・アブローラーまで、腹筋に関しては初心者~中上級者、幅広い方の参考になると思いますよ。

――それ以外の部位も、宅トレとジムトレ、自分が好きな方を選んでトレーニングできるよう、さまざまな種目が写真付きで解説されています。

サイヤマン 実は撮影時、最悪のコンディションだったんですよ…。1月の頭に新型コロナウイルスに感染。療養や後遺症の影響で50日間筋トレから離れ、やっとトレーニングが再開できたと思ったら、今度はYouTubeの撮影中に首を痛めてしまい、10日間離脱…。当日は痛み止めを飲みながら撮影に臨みました。コンテスト前(大会2週間前)でいい感じに絞れている今日だったら最高だったのになぁ。

――それは大変でしたね。コンテストのお話はまたのちほどお伺いするとして、サイヤマンさんといえばアブローラーですが、そもそもの出会いは?

サイヤマン 22歳のときに友人からぷよぷよだと茶化され、見返すために自重トレーニングを始めたんです。当時はコンビニでバイトしていたので、休憩時間に毎日50回、台車をローラー代わりにして腹筋を鍛えていたら、半年ほどで腹筋が割れて。それで体を動かすのが楽しくなって、スポーツジムでインストラクターとして働くことに。そこで筋トレに関する知識をいろいろと身に着け、身体もさらに絞れたんですが、トレーニングを続ける目標を失ってしまい…。そんなときに出会ったのが『SASUKE』(TBS系)です。

『SASUKE』はオーディションが厳しくて、筋肉や体力はもちろん、出演するためにはなにかしらの“武器”が必要だった。そこで手に入れたのが、アブローラー全日本大会での優勝。当時、「今日は何回できた」とか、アブローラーの自己記録更新を一つのモチベとして筋トレに励んでいて、俺よりすごい人は絶対いないと思っていましたから。

――YouTubeも、『SASUKE』出場のためのトレーニング記録用として始めたものだったんですよね。指1本懸垂や人間鯉のぼりをはじめ、初期の高強度自重トレーニング「スーパーサイヤ筋トレ」は、もはや伝説になっています。

サイヤマン 当時は、ジムより公園でトレーニングしていることのほうが多かったですね。『SASUKE』のために握力をめちゃくちゃ鍛えていたので、アパートの外階段で指1本懸垂やったり。今はもうできませんけど(笑)。

 

記憶に残らない無駄な脂質は摂らない

――現在は、どれくらいのボリュームでトレーニングされているんですか?

サイヤマン コンテスト2週間前なので、トレーニング3時間+朝&寝る前に1時間エアロバイクを漕いでます。…申し訳ないんですけど、実は今も、取材受けながらバイク漕いでます(苦笑)。1時間漕ぐだけで300カロリーも消費されるんで、今回の減量の力強い味方になっていますね。普段は週4~5回、メインはホームジムです。

――何かトレーニングのこだわりってありますか?

サイヤマン こだわりというか、やっぱり、高重量を挙げたいですよね。丁寧なトレーニングはもちろん大事ですが、人よりも1kgでも重いものを持ち挙げたい、というのは男のロマンじゃないかな。

――確かに。YouTubeでは、さまざまな方と合トレされていますね。

サイヤマン 自分よりもデカい人とやると、いい刺激になるんですよ。今まで一緒にやって一番キツかったのは、ボディビル日本チャンピオンの横川(尚隆)クン。脚と腕をやったんですが、脚は1種目の4セット目で僕はギブアップしました。本当は1種6セットまで、全部で6、7種目やる予定だったんですが(苦笑)。横川クンの筋トレは効かせるし、(重量は)重いし、粘る。テレビではおバカキャラだけど、やっぱり王者は違うなって。

――食事面はいかがですか? 

サイヤマン 前回の減量から心得たのは、「記憶に残らない無駄な脂質は摂らない」ということ。スーパーの総菜で摂った脂質の味はすぐに忘れるけど、2,000~3,000円のとんかつの脂質って、簡単には忘れないですよね? 同じカロリーでも感動は違うので、“なんでもいいや”という無駄な脂質は摂らないようにしています。今年は横浜オープンボディビルの後もまだいくつかコンテストに出ようと思っているので増量期はしばらくないですが、基本は同じ。無駄に太ると、減量が大変ですから

――名言ですね。胸に刻んでおきます! あの、素朴な疑問なんですが、コンテストって、年に何回も出るもんなんですか?

サイヤマン 筋肉系YouTuberは、とりあえずコンテストに出てればネタになるんで(笑)。実際、コンテストシーズンは動画が当たりやすくて、コンテスト1週間前~1週間後は、パチンコでいう確変入ったのかな、みたいな。急上昇に入るし、登録者数も再生数も伸びて「キター!!!」って思うけど、10連で終わる…。

――とはいえ、シーズン中、ずっと気が抜けないというのは相当きつそうです。

サイヤマン 6/20に横浜が終わって、次の石川は8/22なので、1カ月半くらいは好きなものが食べられる。シーズン中でも一瞬のオフがあると、そんなにツラくないんですよ。ただ今はスイッチ入ってますけど、1日3時間のトレーニングを1年続けるのはさすがにちょっとキツいかな。

 

40歳までに、地元・長野にジムを出したい

――筋トレをやめたくなることはないんですか?

サイヤマン ないですね。最初はダイエットのためだったけど、それが『SASUKE』出場になって、今はボディビル大会と目的は変わっていますが、好きなことを続けていたら仕事になった、というのは、なにより大きいです。

――今後の目標は?

サイヤマン ひとつは、来年の東京ノービス(GWに開催)で優勝すること。今年のなかやまきんに君さんとコアラ小嵐の優勝はすごく刺激になりましたし、そこからもっと上の大会に行くのか、どうするのかを考えます。あとは40歳になるまでに、地元・長野にジムを出したいと思っています。コロナが落ち着いたタイミングで、日本全国のジムを周って、結果、「俺のジム出しました」にしたいなと。YouTubeのネタにもなりますし(笑)。

――動画、楽しみにしています! それでは最後に、読者にメッセージをお願いします!

サイヤマン 僕の本を買ったからといってお腹が割れるわけではないですが、しっかりトレーニングして食事も気を付けたら割れます! 自分の人生に刺激が足りない、何か変えたいと思ったら、筋トレを始めてみるのもいいんじゃないでしょうか。誰かに言われてやるものではないですし、自分が必要だと思ったらやればいいんじゃないかな。やめるのも続けるのも自分。ただ、続けないと意味はありませんよ!
(取材・文=編集部)

 

●サイヤマングレート(田中光昭)
筋肉系YouTuber。2013 年に YouTube チャンネル「サイヤマングレート」を開設。19年には自身のブランド「FACELESS」を立ち上げる。21年6月現在、チャンネル登録者数47万人を突破。アブローラー全日本大会優勝。
YouTube
Twitter:@greatsaiyaman02
Instagram:@saiyaman_great
アパレルブランド「FACELESS

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