筋トレ初心者によくある6つの間違い
みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動しているB-LEADの藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto)
今回は、筋トレ初心者によくある間違いについて解説してきます。
筋トレ初心者によくある6つの間違い
①筋肉が硬くなって関節の動きが悪くなる
②すぐマッチョ(筋肉質なカラダ)になる
③トレーニングすれば何でも食べてOK!
④ウエイトトレ−ニングは上級者のものだと思っている
⑤腹筋を割るために腹筋ばかり鍛える
⑥トレーニングすると足が遅くなる
①筋肉が硬くなって関節の動きが悪くなる
身体を動かしているのは「筋肉」です。その筋肉の機能・働きをよくするためには、トレーニングを実践する必要があります。
そのため、トレーニングを実践することは身体の動きを高めることにも繋げていくことが可能です。
ただ、同じ部位や同じ筋肉だけ鍛えていると、一部関節の動きに制限が出ることも考えられます。
そのため、トレーニングでは全身をバランスよく鍛えていくことが大切です。また、トレーニングだけでなく、ストレッチも取り入れることが大切です。
まずはこの2点を常に普段の日常から気にかけていれば、関節の動きが悪くなることはないと思います。
②すぐマッチョ(筋肉質なカラダ)になる
これは女性の方によくみられる勘違いで、トレーニングを始めると「すぐに筋肉がついてゴリゴリのマッチョになるじゃないか…」と心配されている人も多いみたいです。
1~2週間やった程度で筋肉がついてゴリゴリのマッチョになることはありません。男女問わず、見た目に変化が現れるには最低でも1〜2ヶ月くらいはかかります。
ただし、体質や遺伝的な要因などで筋肉がつきやすい人と筋肉がつきにくい人はいます。そこで大切なことは「常に見た目の変化を確認しながら進めていくこと」です。トレーニングを実践していく中で見た目の変化を意識して確認していけば、理想のカラダに近づいているかくらいは誰でもわかるはずです。
そして、トレーニングと合わせて見た目の変化をコントロールしていくために必ず必要になってくるのが「食事」です。食事とも上手く向き合っていけば、筋肉がつきやすい人でもすぐにマッチョになったり…すぐに太ったりすることもありません。
③トレーニングすれば何でも食べてOK!
トレーニングをしたからといって、何でも食べていいわけではありません。トレーニングをした日だからこそ「良質でバランスのとれた栄養摂取」をすることが大切です。トレーニングの効果を実感するために切っても切り離せないのが「栄養」です。
トレーニング後は甘い物を食べたくなる人も多いですが、 必ずしもNGではないので、、食べるタイミングや内容、量などをその都度で微調整して上手く付き合っていきましょう。
④ウエイトトレ−ニングは上級者のものだと思っている
大手のフィットネスクラブや24時間ジムでは、フリーウエイトトレーニングのエリアは「上級者」が、マシントレーニングや有酸素運動は「初心者」が使っているイメージをもっている人も多いみたいです。
そもそもトレーニングを実践する種目に上級者や初級者などのレベル分けはありません。施設に置いている器具は、みんなが平等に使っていいものです。たとえ初めてだったとしてもフリーウエイトトレーニングでも関係なく、遠慮なく使ってOKです!
トレーナーからの視点としては、年齢やトレーニング歴に関係なく、全員(病気やケガを抱えている方を除いて…)がフリーウエイトのトレーニングを実践すべきだと考えています。
もしマシンだけでトレーニングをされている方がいれば、是非この機会にフリーウエイトでのトレーニングも実践してみて下さい。そして、カラダの変化もどんどん感じていきましょう!
⑤腹筋を割るために腹筋ばかり鍛える
腹筋を割るために腹筋を鍛える種目を実践することは間違いではありませんが、腹筋だけ鍛えていても割れることはありません。
腹筋が割れて見えないのは、周りについている脂肪の量が原因。構造的に腹筋は元々割れているので周りの脂肪さえ落としてしまえば、誰でも割ることは可能です。脂肪を効率よく落とすためには「食生活を改善すること」「有酸素運動を取り入れること」この2つが有効的です。
トレーニングにおいては、大きい筋肉がついている下半身の種目や有酸素運動を積極的に実践することがおすすめです。
食生活においても、1日の摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回らないように調整していくことが大切です。
⑥トレーニングすると足が遅くなる
トレーニングを実践して「筋肉がつき、身体が重たくなって足が遅くなるんじゃないか…」そのように心配されている人もよくみられます。
目的に合ったトレーニングを実践していけば、むしろ足は速くなります。
ただし、ウエイトトレーニングばかり実践していて同時に体重が重たくなってしまうと足が遅くなる可能性も考えられます。
足を速くしたい人は、足を速くさせるためのトレーニング方法を、カッコいい身体を作りたい人は、カッコいい身体を作るためのトレーニング方法を、常に目的に合ったトレーニング方法を選択し実践していくことが大切です。
藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。