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【インタビュー】「食べられないなら流し込む!」東京ホテイソン・ショーゴに聞く、肉体改造の裏側

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東京ホテイソン(左・たける/右・ショーゴ)

 2017年より4年連続で「M-1グランプリ」準決勝に進出し、昨年初のファイナリストとなった東京ホテイソン。備中神楽から着想を得た「い~や~」という独特のツッコミが武器のたけると、ボケのショーゴからなるお笑いコンビだ。

 以前からネタ番組の常連だったが、「M-1」を経てさらにネタに磨きがかかる一方、ショーゴの体形にも注目が集まっている。

 コンビ結成当初は窪田正孝似の細身のイケメンだったショーゴ。それがいつしか48kgから83kgまで増量し、まったくの別人に。いったい、ショーゴの身に何が起こったのか? 肉体改造の裏側を聞いた――。

 

「お笑いに筋肉は必要ない」とやめた筋トレを再開したワケ

――ショーゴさんはもともと、お笑いを始める前に一時期、筋トレに励んでいたそうですね。

ショーゴ 19歳の頃ですね。当時は170cmで47、48kgくらいしかなくて、めちゃくちゃガリガリだったんですが、たまたまYouTubeでカナダ人フィットネスモデルのマーク・フィットという人のトレーニング動画を見て、「かっこいいな、俺もトレーニングしたらこういう身体になれるのかな」って思って、ダンベルとトレーニングベンチを買い、宅トレを始めました。そのうち、宅トレだけでは物足りなくなってゴールドジムに入会したものの、ちょうど芸人をやりたいなと思い始めた時期でもあって、どちらか一つに絞らなきゃダメだなと思ったんです。ガリガリのほうがセンスあるように見えるかなって。それで、半年くらいでやめちゃいました。

――お笑いに筋肉は必要ない、と。その後、何がきっかけでトレーニングを再開したんですか?

ショーゴ 相方のたけるには備中神楽ツッコミという武器があるし、自分はネタを作っているので特にキャラがなくてもいいかなと思っていたんですけど、少しずつテレビに出させもらえるようになって、何か一つ語れるものがないとダメだなと。それで、パッと浮かんだのが筋トレ。トレーニングに関する知識はたくさんあったので、じゃあまたやってみようかなって、ジムに通い始めました。18年の「M-1」の少し前くらいですかね。でも、最初の半年くらいは週に1~2回、30分やって帰る感じで、トレーニングしてるか、していないか、わからないような状況でした。

――トレーニングではなく、ジムに行くこと自体が目的になってしまう、というのは初心者のあるあるですね。そこから本格的に打ち込むようになったのは?

ショーゴ やっぱりジムでデカい人を見ると、「自分もああなりたい」って思うんですよね。小さいころからガリガリなことがコンプレックスだったから、マッチョ願望がすごくあるんですよ。で、デカい人のトレーニングを見ると、高重量で徹底的に追い込んでいる。「やっぱり、あれくらいやらないとダメなんだな」「俺も本格的にやってみよう」と一念発起して、そこから週4~5回通うようになりました。大好きだったお酒もやめました。

――どれくらいで筋肉が付き始めましたか?

ショーゴ 本格的にやり始めて半年くらい、19年の夏頃ですかね。ジムに通っていることは相方も芸人仲間も知っていて、元がガリガリすぎたから、“ちょっと肉がついて普通になったね”くらいだったんですが、それが「お前、筋肉ヤバくね?」ってよく言われるようになって。「あんまり筋肉つけすぎると笑えないから、気をつけろよ」って茶化されたり…(笑)。

――昨年の「M-1」以降、一段と露出が増え、忙しくなったと思いますが、トレーニングに影響はないですか?

ショーゴ 行ける時は毎日行ってます。朝起きてジムに行って、収録やライブに行って…って感じです。4分割にしていて、胸と二頭筋、 背中と三頭筋 、脚、肩に分けています。時間はまちまちですけど、背中は2~3時間かけますね。時間をかけているだけあって、(なかやま)きんに君さんにお会いしたときに、「デカいね」って褒められました。

――漫才終わりにプロテインを飲むのが習慣だとか?

ショーゴ それは、漫才で筋肉使うから、というわけではなく、出番が終わる時間がちょうどトレーニング後、3時間くらいで、ベストなタイミングなんですよ。俺にとってプロテインは食事代わりで、ウケた後は特に美味しいです(笑)。

――トレーニングは独学ですか?

ショーゴ ボディビルダーのジュラシック木澤さんのYouTubeチャンネルを参考にしています。ナチュラルでデカい筋肉を作るには、ここまでストイックにやらないといけないんだなって、いつも勉強させてもらっています。

――トレーニング哲学やこだわりなどはありますか?

ショーゴ やっぱり、高重量を持たないと筋肉は大きくならないんだなって思いますね。俺、骨が細くて手も小さいから、思うように力が出せないんです。だから、必死で重さを求めています

 

咀嚼が苦手でたどりついた「マッスルシェーク」

――食事面はいかがですか?

ショーゴ 実は子どもの頃から少食で、一度にたくさんの量を食べられないんですよ。栄養があるものが嫌いで、柿ピーとか、お菓子ばっかり食べていた。給食も全部食べるのがしんどかったです。だから、筋トレ始める前なんかは一日何にも食べない日もザラでした。

 筋トレ始めて、とにかく食べなきゃと思ったものの、咀嚼が苦手で、カレーとか、牛丼に生卵をかけたり、噛まなくても流し込めるものを無理矢理食べていました。でも、それだけだと人並みで、ぜんぜん身体が変わっていかないんですよね。筋トレ食である鶏むね肉も、味と食感が苦手で…。

 そんなとき、たまたま故・マッスル北村さんの動画を見て、「マッスルシェイク」(凍らせた生のササミをバニラエッセンスと人工甘味料で味付けし、水と共にミキサーで粉砕した飲み物)を知ったんです。それで、「食べられないなら流し込めばいいんだ」という発想にたどりつきました。

――極論ですね(苦笑)。

ショーゴ 最初は茹でた鶏むね肉と水だけをシェイクしたんですが、まずくてぜんぜん飲めない。それで試行錯誤して、乳酸菌飲料を入れると飲みやすくなる、ということを発見したんです。それを飲み始めたら、体重がどんどん増えていきました。

 最終的にはそこにプロテインやオートミール、温泉卵、バナナなんかも入れて飲んでいましたね。

――けっこうボリュームがありそうですが、一日何回くらい飲むんですか?

ショーゴ 朝、晩の2回です。食事代わりに。お昼はウィダーインゼリーみたいなのを2個買って、飲んでました。1個で糖質が45gくらい摂れるんで。正直、当時はおにぎり1個食べるのも苦痛だったんですよ。

――今も、その食生活を続けているんですか?

ショーゴ 今はだいぶ咀嚼に慣れてきて、ある程度は食べられるようになってきたというのと、ちょっと脂肪が付きすぎちゃって身体が重いので、温泉卵とプロテインだけやっています。たんぱく質は、ほぼプロテインで補っています。

――魚や豆類も食べない?

ショーゴ 積極的には食べようと思わないですね。ボディビルダーの合戸孝二さんも食事が嫌いで、「自分の体の7割はプロテインでできている」って公言しているんですけど、俺もそれでいいかなって…。

――プロテインだけでも、ここまで大きくなるんですね。

ショーゴ 絶対、ちゃんと食べたほうがいいですけど(苦笑)。MAXの時期には月6kgくらいプロテイン飲んでました。プロテイン買うために、消費者金融でお金を借りたことも…。去年はコロナの影響で仕事が減って本当にお金がなくて、プロテインだけで生活してました。それでもここまで大きくなったんで、プロテイン飲んで高重量持っていれば大丈夫、っていうのが持論です。

――これまで停滞期はありましたか?

ショーゴ うーん、あんまりないかな。トレーニングの甲斐あって、最近やっと高重量も持てるようになってきました。筋トレはお笑いと違って、目に見えて変化がわかる。ちゃんとやった分、リターンがあるんで、それが楽しいですね。

――モチベーション保つコツって何かありますか?

ショーゴ 俺の場合は、ジム行ってデカい人を見る、というのが一番ですかね。ジムに行くたびに、いい刺激になっています。

――48kgからMAX83kgまで、約1.7倍増量したわけですが、肉体改造の成果を実感するときって、どんな時ですか?

ショーゴ 「デカいね」って言われるとやっぱりうれしいですね。あとは、電車で席に座りづらくなったとき。肩幅がデカくなって、ちょっと身体を斜めにしないと座れないんですよ。ただ今は少し脂肪がつきすぎちゃってヒョードルみたいな感じなので、一度、65kgくらいまで絞ろうと思っています

 

筋肉は芸人の仕事に一切、生かせてない!?

――芸人の仕事にも影響はありましたか?

ショーゴ 芸人仲間からイジられるようになりましたね。昔はトガっていたけど、芸人で身体鍛えてるってなかったら、途端に“バカなやつ”って扱いになるんですよ(笑)。俺の場合、運動神経もないし、お笑いの仕事に一切生きていないんで、ハライチの岩井さんにも「世界一、無駄なことしてる」って言われました。

――漫才のネタに入れたりしないんですか?

ショーゴ 本当は入れたいんですけど、いかんせん、ちょっと特殊な漫才なんで。相方の「い~や~」ってツッコミに筋肉が乗っかってくると、ワケわかんなくなっちゃう。だから、漫才中だけは筋肉要らないですね(苦笑)。

――メンタル面はどうですか? 打たれ強くなったり?

ショーゴ へんなプライドとかはなくなりましたけど、メンタルは弱いままですね。スベるとすぐ落ち込むし…。ハリボテのマッチョなんです。

――以前、仕事以外では「フィジーク出場が目標」と、東京ホテイソンのYouTubeでおっしゃっていましたが。

ショーゴ 大会にはいつか出たいんですけど、オードリーの春日さんとかいろんな先輩マッチョに聞くと、「初めての減量で絞りきったら頭回らなくなるから、現実的に考えて今は無理だよ」って。ちょうど大会の時期って「M-1」と重なるんで、これから仕上げていこうって時期に、それはマズいですからね。まずは本業である程度の実績を残して、それからですかね。

――最近では筋肉芸人くくりで番組に呼ばれることも増えていますが、ほかの芸人にライバル心などはありますか?

ショーゴ きんに君さんもそうですが、超新塾のコアラ小嵐さんとか、ちゃんと大会出て結果出しているんで、すごく憧れますね。そういう人たちと肩を並べるようになりたいです。

――最後に、ショーゴさんのようにガリガリだけどマッチョになりたい筋トレ初心者に向けて、メッセージをお願いします!

ショーゴ とりあえず、重たい物を持って、ひたすら食う。食えなかったら流し込む。これだけです!!
(取材・文=編集部)

 

●東京ホテイソン
1995年岡山県出身のたけると、1994年東京都出身のショーゴの2人からなるお笑いコンビ。たけるが放つ備中神楽をイメージした独特なツッコミが人気。
Tiwtter(たける):@takeyanbka
YouTube「東京ホテイソンオフィシャルチャンネル

 

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