トレーニング効果を最大化するための3つの秘訣
せっかくトレーニングをするなら、一回一回の効果を最大化して、効率よくカラダを鍛えていきたいですよね。
では、どうすれば日頃のトレーニング効果を「最大化」できるのでしょうか?
今回は「トレーニング効果を最大化する3つの秘訣」と題してお届けしたいと思います。
目次
■秘訣 その1:集中すること
■秘訣 その2:勉強すること
■秘訣 その3:習慣化すること
■最後に
秘訣 その1:集中すること
メニュー全体を気にするのはやめて、まさに今からやろうとしていることに全集中してください。
カラダは集中していると、全神経をそのことに傾けます。
レースを走っている時であれば「路面」や「他のランナー」。
そして「自分のカラダの状態」に注意がいくはずです。
筋トレで腕立て伏せをしている時は「腕」「肩」「腹筋」などに注意がいくはずです。
人間のカラダはトレーニングしている時、鍛えているところに集中するとよりトレーニング効果が上がります。
集中力が分散すれば、効果が落ちてしまうのは当然です。
また、集中力の欠如はケガにつながります。
トレーニング中はトレーニングだけに集中しましょう。
秘訣 その2:勉強すること
「カラダを鍛えているのだから、勉強は関係ない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、トレーニングに関する知識を身につけ、トレーニングの目的を明確にしておくとトレーニングの効果が上がります。
「目的なき行動」が実を結ばないのは、トレーニングに関しても同じです。
ジョグをする時でも、「疲労抜き」なのか「スタミナ強化」なのか「スピード強化」なのか明確にしておかないと効果が出ません。
さらに「疲労抜きの時はこう走る」「スタミナ強化の時はこう走る」「スピード強化の時はこう走る」ということを理解しておかないと、「目的にそぐわないジョグ」になってしまします。
逆に言えば「疲労抜きの時はゆっくりジョグをする」「スタミア強化の時はゆっくり長くジョグする」「スピード強化の時は遅くもなく速くもないイージーペースでジョグする」とわかっていれば、かなりのトレーニング効果が期待できます。
秘訣 その3:習慣化すること
習慣化することで一番結果が分かりやすいのは筋トレです。
毎日腕立て伏せをやる人と、気が向いた時に腕立て伏せをやる人では、トレーニング効果は全く違います。
筋トレは継続することで目に見えてカラダが変わってきます。
ランナーであれば「筋トレ+ランニング」の組み合わせで、トレーニングを1カ月も継続すれば目に見えて成果がわかるでしょう。
3つの秘訣の中で、「習慣化」が一番難しいと思います。
しかし、一度身についてしまえば、トレーニングを継続することが苦でなくなり、さらにレベルアップすることができるはずです。
最後に
集中してトレーニングし、さらに勉強してトレーニングの目的を明確にしてトレーニングの効果を上げていき、それを習慣化する。
これが、日々のトレーニングの効果を最大限まで引き上げる秘訣です。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これを実行するのは意外と難しいのです。
だからこそ、「やれる人」と「やれない人」の差がついていきます。
強くなりたい方、一緒にがんばりましょう。
応援しています。
北野 健太郎/Kentaro Kitano
日本陸連ジュニアコーチ/ランニングコーチ。
【効率よく走れれば楽に早く走れる】がモットー。幅広い世代に、長距離のカラダの使い方を中心に教えています。
フルマラソンベスト:2時間58分
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