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コンテスト常連トレーナーに聞く、初心者におすすめのボディコンテスト【2021】

パーソナルトレーナー・荒木健太郎氏

「ボディビルやフィジークに挑戦してみたいけど、どんな大会があるのかわからない」「大会に出場するにはどんな準備をしたらいいの?」という人に向け、ボディコンテスト出場歴多数で入賞経験もあるパーソナルトレーナー・荒木健太郎さんに、コンテストのイロハを教えてもらいました。

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Q1 どんな団体、大会があるの?

「代表的なのは、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)、FWJ(Fitness World Japan/旧NPCJ )、BBJ(ベストボディジャパン)、SSA(サマースタイルアワード)、マッスルコンテストジャパン、マッスルゲートの6つです」

●JBBF…1955年発足で競技人口が圧倒的に多く、レベルも高い。特に古参トレーニーから絶大な支持を得ている。ドーピングテストあり。JBBFに選手登録すると他の大会には出られない。
https://www.jbbf.jp/

●FWJ…プロ・ボディビル界の最高峰「Mr.Olympia」を主宰するIFBB(国際ボディビルダーズ連盟)の傘下ということもあり、基準は海外寄り。筋肉は大きければ大きいほどよいとされる。大会のレベルも高く、優勝すればIFBB PROへとつながる。さまざまなカテゴリある。定期的にコンテスト対策セミナーや、トップ選手によるセミナーも開催している。
https://fwj.jp/

●BBJ…「男女の年齢別ミスター&ミスコンテスト」をコンセプトに、全国47都道府県で開催。各大会の上位入賞者は全国大会に出場できる。筋肉量はそこまで求められず、いわゆる細マッチョ、モデルのようなスタイリッシュな容姿の参加者が多い。魔裟斗氏がスーパーバイザーを務めていることでも有名。
https://www.bestbodyjapan.com/

●SSA…「夏が似合う男女を決める」というコンセプトのもと、すべての競技が身長別で行われる。上位大会であるJAPAN OPENで3位以内に入れば賞金がもらえる。筋肉量よりも絞りが評価される。また、ポージングに特徴があり、この良し悪しが評価に占める割合が高い。金子賢氏が代表を務めることでも有名。
https://s-s-a.jp/

●マッスルコンテストジャパン…アメリカ・カリフォルニアを中心に展開されてきた歴史あるボディビル・フィットネスの祭典の日本版で、2019年よりスタート。IFBBプロリーグ・プロクオリファイアーのルールに準じる。今年度は中止が発表された。
https://musclecontest.jp/

●マッスルゲート…ゴールドジムを運営するTHINKフィットネス主催。昨年から全国5カ所でスタート(今年は10カ所)。各大会の上位入賞者はゴールドジムジャパンカップに出場できる。審査基準はJBBFルールに準じたものとなっており、ゴールドジム会員以外も参加可能。
https://www.thinkgroup.co.jp/musclegate/

「圧倒的に競技人口が多いのはJBBFですが、昨年はコロナ禍でほとんどの大会が中止となるなか、新たに始まったマッスルゲートが大きな盛り上がりを見せ、その流れは今年も続きそうです」

 

Q2 どんなカテゴリがある?

「カテゴリは団体によって差異はありますが、JBBFに限った話をすると、大きく分けて男性の場合はボディビル、フィジーク、クラシックフィジーク、女性の場合は、女子フィジーク、フィットネスビキニ、ボディフィットネスなどがあります」

【男性】
●ボディビル
全身の筋肉量や筋肉の輪郭、バランスが求められる。前から見た時に逆三角形というよりXであることが望ましいが、細かい審査基準は毎年変わる。クラシックフィジーク(後述)が新しくできたことで、とにかく大きい、ということがより評価されるようになってくるのでは? 出場している選手は骨格的に身長が低めで肩幅が少し狭く、腕と脚が太い人が多い。自然体によるリラックスポーズのほか、規定7ポーズ、自身の選曲で自由に表現できるフリーポーズある。ブーメランパンツ着用。

●フィジーク
肩幅の広さとウエストの細さが評価される。遠くから見た時に顔が小さく、肩幅が広く見えるとGood。サーフパンツで太腿が隠れるため下半身はそこまで評価されないが、バックポーズ時にお尻は見られるので、中殿筋を鍛えておいたほうがいい。規定4ポーズとLウォーク(準決勝・決勝のみ)がある。サーフパンツ着用。

●クラシックフィジーク
古き良きオリンピアのビルダー体形を復活させるべく、フィジークとボディビルの要素を合わせ持った、新しいカテゴリ。ウエストが細くVシェイプなシルエット、そして上半身・下半身共に丸くボリュームのある筋肉が求められる。バキュームポーズとクラシックポーズが新しく追加され、特にバキュームポーズの完成度が重要視される。ボクサーパン着用。

 

【女性】
●女子フィジーク
女性版ボディビル。基準は男性のボディビルと同じで、全身の筋肉量・筋肉の輪郭・バランス・ポージングが審査されるが、ボディビルとは違い、女性らしさを出すための規定4ポーズとフリーポーズで筋肉をアピールする。女性用ポージングスーツを着用。

●フィットネスビキニ
バランスのとれたプロポーション、センスの良いヘアースタイルや顔立ち、肌の色つや、態度に品があるか、女性らしく健康的か等、トータルプロポーションで審査される。コスチュームが占める割合はかなり大きい。ビキニスーツとハイヒールを着用。

●ミスボディフィットネス
女子フィジークと同様、筋肉のセパレーションの鮮明さは求められるが、筋が見えるほど極端な絞り込みは必要ない。運動選手らしい美しさを重視。クォーターターンとウォーキングが審査対象。フィジークとビキニの中間的な位置付け。ポージングスーツとハイヒールを着用。

 

Q3 初心者におすすめの大会、カテゴリは?

「男性はほとんどの方がフィジークを目指すと思いますが、JBBFが出やすいのではないでしょうか。よく『筋肉量に自信がないから、BBJにしょうかと思っている』といった相談をよく受けますが、個人的には最初からJBBFやFWJのフィジークに出ちゃえばいいんじゃないかなと思います。結局、BBJも全国大会まで行くとみんなけっこうな筋肉量で、JBBFとそんなに大差はありませんから。

 JBBFでは、地域名+オープン+競技名の構成で開催される大会は初心者でも参加でき、それ相応のレベルの人が出場している印象です。ただ、人口が多い大都市に近いほどレベルが高くなるので要注意。東京選手権で優勝した人はオールジャパン(全国大会)でも入賞するケースが多く、近隣の埼玉、千葉、神奈川も比較的レベルが高いです。なので、人口が少ない地方大会を選んで出場する、というのもひとつの手です。

 FWJのフィジークでもノービスという初心者向けの大会があるんですが、『本当に初心者かな?』と思う人たちがほとんど(苦笑)。ノービスとオープン、両方にエントリーしている方が多いんですよ。だから、初心者が出るにはちょっとツライんじゃないかと思います。初めてとはいえ、コンテストへのモチベーションを保つためにも、ある程度、上位に食い込みたいじゃないですか。予選も通過できずに終わってしまと、『もうコンテストはいいか』ってなってしまう人も多いと思いますから。

 女性の大会については詳しくないのでなんとも言えませんが、FWJはカテゴリが多く、またビキニはJBBFと比べると比較的年齢層も若いので、初心者の方でも比較的参加しやすいのではないかと思います」

 

Q4 大会の申し込みは?

 JBBFとFWJは事前に選手登録をしておかないと大会にエントリーできません。JBBFは例年、登録期間が3月いっぱいと決まっており(コロナの影響で変動の可能性あり)、また登録後、ドーピング講習を受け、アンチドーピングの同意書を書いて初めてエントリーができます。さらに、エントリーは大会1カ月前までなので要注意です(FWJは大会の1週間前)。

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 後編では、コンテストに向けた減量、ポージングなどどんな準備をすればよいのかについてお伺いします。
後編へ続く/構成=編集部)

 

●荒木健太郎(あらき・けんたろう)
東海大学体育学部競技スポーツ学科コーチトレーナーコース卒。大手パーソナルトレーナー会社に就職後、フリーに。
2016年関東オープンメンズフィジーク3位、同年オールジャパンメンズフィジークジュニア1位、17年スポルテックカップ6位。その他入賞多数。
https://arakikentaro.com/

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