糖質の体内で役割の違い
こんにちは、佐々木慎太郎です。
糖質と肥満、ダイエットとシェイプアップの関係性について、
身体のエネルギー源で重要な糖質について話をしていきます。
まず糖類とは、炭水化物が消化吸収されると、血液には最小単位の糖類(単糖)として吸収される(一般的に単糖が2個ついた状態をオリゴ糖、3個以上ついた状態を多糖類という)。
実際には単糖までならないと吸収されないと言われています。
オリゴ糖の状態では身体の中では利用できない状態になっています。
消化吸収の流れとして、
口から入った食物がアミラーゼという酵素が働いて分解されていきます。そこから十二指腸、小腸粘膜を通過してグルコースへ変わっていきます。
小腸に入ったら門脈を通って肝臓へ届き、そこから代謝されて必要なところへ移動していきます。
糖質の種類や役割として、
単糖ではグルコース(ブドウ糖)、フルクトース、ガラクトースがあります。
グルコースの働きとして、血糖となり全身のエネルギーになりやすく、すい臓からのインスリン分泌作用をもちます。
フルクトースの働きとして、肝臓で中世脂肪に変換されやすい性質があり(グルコースの約3倍)、インスリン分泌作用は極めて弱いです。
ガラクトースの働きとして、インスリン分泌作用としては弱いです。
同じ糖ではあるけど、役割が全然違うことを知っていただけるとよいです。
インスリンは三大栄養素すべてを身体の必要な場所(特に筋肉)に取り込ませる働きがあり、身体作りと維持には欠かすことができないホルモンです。
グルコースを摂取することは極めて重要となります。
インスリンはダイエットなどで悪者扱いされていますが、
出過ぎると悪いだけで、適切に出る分には骨格筋にグリコーゲンを補充する、筋タンパク合成に必要です。
インスリンが出ないと、せっかく摂取した栄養素が取り込まれないということも出てきます。
ただ、摂り過ぎてインスリンが過剰に分泌し、血糖値が下がってしまうことはよくないです。それによりお腹がすいて食べ過ぎてしまう原因になります。
炭水化物を抜いてしまうと、どのようになるのかを少し感じてもらえたのではないでしょうか。
次回はインスリンについてお伝えします。