荒川の小言76『トレーナーの勉強のために』
こんにちは~荒川で~す。
勉強シリーズでいこうかなと、最近また思っている次第でございます。
「駆出率について」
駆出率=1回拍出量÷左心室拡張末期容量で表され、左室の収縮を測ることができます。
心臓のポンプ機能の働きを表すこの指標は、正常では50~80%であり、機能が低下するに従い駆出率は下がっていきます。
「自転車エルゴメータとトレッドミルのそれぞれの利点」
自転車エルゴメーターは体重によらず負荷量を制御できます。
また、上肢を固定できるため血圧の測定も可能であり、心電図もノイズが少ないことが特徴です。
これに対してトレッドミルは、歩行という慣れた運動であることが特徴です。
また多くの筋群が使われることから有酸素運動として適していると考えられます.。
「心房粗動の発生機序と考えられているマクロリエントリーについて」
まずリエントリーとは、心臓自体に伝搬した後に消失する活動電位が何らかの異常により消失せず、心筋内での興奮が止まない経路ができてしまうことであります。
そしてマクロリエントリーは、周回経路が大きく P 波はしっかり出ているため、心房は規則正しく興奮しているが、心室では4:1または2:1の割合で興奮することになります。
そのため心室に十分な血液を送れず、心臓のポンプ機能が低下し血栓ができやすくなることになります。
「運動時の循環調節の機構」
運動するとき、中枢指令が延髄の孤束核を通して副交感神経を抑制し、心拍数と血圧を上げることで交感神経を活発化させます。
運動開始に伴い、骨格筋にある機械受容器、化学受容器が、情報が適切か孤束核に戻すフィードバックが行われます。
この情報は、孤束核で処理され、適切なものにされることで心臓に伝えられます。
そしてこの指令を受けた心臓は、この循環に関しての調節をすることになりますね。
また血圧に関して運動時に大動脈受容器反射が起き、必要に応じて上昇と血圧をしていくことになります。