女性のダイエットで最も大きな過ち
こんにちは。パーソナルトレーナー片山翔麻です。
パーソナルトレーナーとして、毎日たくさんのお客様と、その方の目的に向かってカウンセリング、トレーニングを実施していて、必ずご説明すること。なぜなら多くの方・・・というよりも、ほとんどの方がしている一番大きな「勘違い」、または植え付けられた「固定概念」についてお話したいと思います。
それは、
「体重=見た目」ではない。ということ。
現状として、パーソナルトレーナーの仕事をしているうち、9割はいわゆる「減量、ダイエット」にあたるものです。その理由はそれぞれですが、女性の場合は99%の方が「体重を落としたい」、「学生時代の体重に戻りたい」、と、とにもかくにも体重の話をされます。
体重を落とすことが間違いなのではありません、ただ、その本質の目的は「綺麗になりたい」、「美しくなりたい」、「若返りたい」といった、見た目への思いではないでしょうか?
結論からいうと、本当に「体重が落ちれば(見た目がどうでも)それでいい」ならば、断食すればいいだけなので、パーソナルトレーニングを受ける必要はありません。必要な水と、餓死しない程度に極力断食をすれば、「体重」は落ちます。
その結果、筋量が落ちて体脂肪だけが残ります。
この日本という国のダイエット食品産業の強さ、また食品産業のマーケティング力というのは他の国に類を見ません。
「食べないダイエット」、または「~を食べるだけダイエット」によって、「一時的に体重は落ちたけど、見た目においては納得いく結果ではなかった」という行為を繰り返し繰り返しているにも関わらず、やはり「体重=見た目」というテレビや雑誌の宣伝に植え付けられた間違った知識による被害者の方がほとんどです。
美しい体、引き締まった体というのは、筋量なくして作り上げることは出来ません。
そのためには、正しい栄養バランス、正しい筋力トレーニングをしていく必要があります。
本題に戻りますが、なぜ「体重=見た目」ではないのか、それをご説明していきます。
まず、体脂肪1kgと、筋肉1kgでは体積が違います。
同じ重さであっても、筋肉は体脂肪に比べて体積が約半分くらいに見えますね。
ということは、自分の体の中に体脂肪が10kgあるとして、それが筋肉10kgに置き換わったら、その体積が約半分になる、見た目は細く(小さく)なる、ということです。
では、わかりやすく実際の例を見てみましょう。
出典s3.amazonaws.com
上の写真の女性は、体重自体は増えています。ただ見た目はいかかでしょうか?
出典trainingbytarabrunet.files.wordpress.com
こちらは素晴らしい例ですね。同じ体重です、ただ見た目は全然違いますね!
出典pbs.twimg.com
むしろ3kg体重は増えています。ただ、明らかに体重が重い方が引き締まって見えますよね。
上記の写真を見て頂いて、結論から申しましょう。
筋トレしなければ、引き締まった体、細く見える体は作れません。なぜなら、見た目(ボディライン)とは体脂肪率と筋肉量のバランスだからです。
カウンセリングをしていると、女性のクライアントの多くの方から言われることがあります。
「マッチョになりたくない」
「筋肉はいらない」
別にマッチョにならなくても大丈夫です。その必要はありませんし、女性でそのレベルに達することができる人はほんの一握りの才能と努力の持ち主です。ただ、「筋肉が必要がない」という考えに対しては、健康上の理由からも否定せざるを得ません。
今まで、どんなダイエットをしても結局リバウンドした、上手くいかなかった、一時的に体重は落ちたけど、見た目が納得いかない・・・・
そんな方、パーソナルトレーニングを始めてみませんか?
トレーニングだけでなく、毎日の食事の取り方、目標期間内でどういったスケジュールで減量を行っていくか、全てわかりやすくカウンセリング時にご説明いたしますよ!